1917年アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市で保険代理店を営んでいた創設者メルビン・ジョーンズ氏(当時34歳)は、彼が参加していたビジネスサークルが単なる商売上、社交上の集まりに疑問を抱き、多くの指導者的立場にある実業家の集まりが、単に利己的な商売上の、あるいは社交上の会合にとどまらず、会員がその力(知恵と労力と資金)を結集するならば、個人では成し得ない社会奉仕も可能であろうという構想のひらめきから、友人の指導的立場にある人々に呼びかけました。
もちろん、誰ひとり反対することなく、その人達の熱烈な協力により、種々の困難を乗り越えて社会奉仕をする団体、つまり「友愛と奉仕」をスローガンに掲げた『ライオンズクラブ』を誕生させました。また、現在では世界最大の社会奉仕団体でもあります。
ライオンズクラブ国際協会の目的
- 世界の人びとの間に相互理解の精神をつちかい発展させる。
- よい施政とよい公民の原則を高揚する。
- 地域社会の生活、文化、福祉および公徳心の向上に積極的関心を示す。
- 友情、親善、相互理解のきずなによってクラブ間の融和を図る。
- 一般的に関心のあるすべての問題を自由に討論できる場を設ける。ただし、政党、宗派の問題をクラブ会員は討論してはならない。
- 奉仕の心を持つ人びとが個人の経済的報酬なしに社会奉仕するようはげまし、また、商業、工業、専門職業、公共事業および個人事業の能率化をはかり、道徳水準をさらに高める。